なんで?なんで5Gはスゴいの?
やれ「5Gは超速大容量。LTEの100倍速い!4K動画をリアルタイム配信できる!」だの
やれ「5Gは超低遅延。テレビ会議とかネットワーク対戦ゲームで遅延しなくなる!遠隔手術とかできるレベル!!!」だの
しまいには「5Gは超同時接続。繁華街とかで電波途切れない!スタジアムでスポーツ観戦してる全員にARできるレベル!!!」だのと、理由も知らずに
ちょうすげえ!!!!
と言っている日本国民のなんと多いことか。
しかし(そろそろ怒られそうなのでやめます)
まーなんていうか、そもそも5Gってなんでこんなスゴいんです?っていうね。
なんでそもそも4Gはコレができないんですかね?って思ったので、調べました。
わりと簡単に見つかったのでメモしておきます。
5Gがスゴいのは(ダダンッ)そう作ったから
内容そのものは、すこし調べたら資料が出てきました。総務省。資料、超なげえ。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000538001.pdf
5Gはそもそも、超高速、超低遅延、多数同時接続を最初から目指した規格。理論値ではなくて、実効速度としてDL5.0Gbps、UL2.5Gbpsを目安にしているとのこと。
映画を3秒くらいでダウンロードできるよね。
大きく出たね。これ。
従来の4G(LTE)とはまったく違う、新しい電波の使い方をするので互換性がありません。新しい電波なので、NR(NewRadio)と呼ばれています。
これ仮名なのかしらね?
6Gの時、困るよね?
4G(LTE)では送信と受信で違う周波数帯を使います(FDD方式)
5Gでは同一周波数帯に送受信データをうまいこと混ぜて圧縮して送ります(TDD方式)。そのほうが効率が良いらしい。ほうほう。
混ぜて圧縮したデータは、受け取ったり送ったりする時、若干処理が複雑で、処理的に重いらしいんですけども、そこは5Gモデムがうまいことする前提だったらしい。
アップルさんがインテル切ったから
5Gモデムから撤退したりしたよね。
なんだろう、既になつかしいね。
基本的に、使える電波は全部使っていこうという方針なので、NRだけではなく、従来のLTEやWi-Fiも束ねて使っていこう(NR(NewRadio:LTEとは互換性がない)+ LTE + Wi-Fi)ということらしいです。
ミリ波っていう指向性のある電波も、わりと広めな幅で使います(Sub6GHz:最大100MHz幅、28GHz帯:最大400MHz幅)
これは、Wi-Fiでは既にある、アンテナからスマホをめがけて電波を送れる技術(ビームフォーミング技術)をもっと大規模にやろう、もう基地局からスマホ探しちゃおうっていうことらしいです。それ用のMassive MIMOアンテナを用意するらしい。
やりたい放題か
NRで使う新たな周波数帯域の候補は、3.6~4.2GHz、4.4~4.9GHz、27.5~29.5GHz(最大500MHz幅を確保)などなど、だそうで、諸外国と足並みを揃えようと努力しているっぽい。
じゃないと、日本では使えても
海外旅行中使えないってなるもんね……………。
大変だね………。
すでに利用しているインフラをどうするか(資料20〜21)って課題もありますけども、とりあえずサービス開始時(2020年)は、NR基地局とLTE基地局を並行して運用(NSA:NonStandAlone構成)で開始して、その後10年以内にNR基地局のみの運用(SA:StandAlone構成)に順次切り替えていく予定。
5GはLTEと互換性がないので、NR基地局は5Gのみしか処理できないわけですが、最長10年かけてLTEの利用率を下げつつ、LTEで使っている周波数帯もゆくゆくはNRで使いたいという、わりと気の長い構想です。
できるの?こんなこと?とか思ったんですけど、大丈夫。なんとかなるよきっと。知らんけどw
シランノカイ┌(`Д´)ノ)゚∀゚ )シランケドww