90秒でわかるAppleCardの内容をまとめました

Apple
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がおう 名誉終身平社員

にゃぁ㌠技術担当です。
主にメーカー系のニュースを監視しています。
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AppleCardとは

Appleが提供するクレジットカードサービス

  • AppleCardを使うとポイントではなくApplePayCashに現金が入金(DailyCash)
    • Appleのハード、アプリ、サービスを買う→3%
    • ApplePayでの買い物→2%
    • チタニウムの物理カードでの買い物→1%
  • 手数料はAppleが負担
    • 金利手数料年会費国際手数料利用限度額超過手数料をAppleが負担
    • 低金利、違約金無し
  • 利用明細をAI学習、AppleMapにより具体的な店舗名などを記載可能
  • 自動的なグラフによる財務状況の見える化
  • マスターカードとして全世界で利用可能
  • チタニウム製の物理カードを発行できる
    • クレカ番号、CVV、有効期限、署名がない
  • プライベート&セキュア
    • 決済にクレジットカード番号ではなく動的なワンタイムIDで決済
    • 何を、どこで、いくらで買ったかAppleは記録しない
    • ゴールドマンサックスは個人情報で商売をしない(あたりまえ)

読み:あっぷるかーど

ゴールドマンサックス証券と共同でクレジットカードサービスを開発中というウワサが2月下旬ごろにあったわけですが、それを裏付ける形です。

Appleは2014年にApplePayを開始。その後、世界中にサービスを展開しました。最近は日本でもSuicaの名称でおなじみのNFC(近距離無線通信)モバイル支払サービスや、個人送金が出来るApplePayCashなど、かなりの勢いで展開していたのはみなさんもご存じの通り。

今回のAppleCardは、クレジットカードサービスで、つまりそのサービス形成で穴となる部分を埋めることになります。つまりApplePay未対応店舗でも利用できる様に拡張した格好となり、まさに全方位を射程に収めたことになります。

また、ざっくり言うと、クレジットカードによる買い物は、

ユーザーカード会社加盟店

の関係で支払が発生する訳ですが、この取引には通常、手数料が発生し、この手数料で事業が成り立っています。(だいたいこんなかんじ)

Appleとしては加盟店からカード会社になるわけですから、単純な想像をすると、手数料を削減できる旨みがあります。(※イシュアとアクワイアラの棲み分けは明らかになっていません)

ゴールドマンサックスは2016年から「マーカス」という個人消費者向けの融資サービスを北米で開始、預金総額は去年の段階で既に300億ドルを越えています。日本でも銀行免許取得に向けて金融庁と協議を開始している旨、発表がありましたが、つまりゴールドマンサックス側にも旨みのある話になるというわけです。

サービス開始は今年の夏。ただし北米のみです。

おま国_:(´ཀ`」 ∠):_

日本では、4月からドコモも新料金形態に移行する報道がNHKでされたりと、iPhoneを所有する壁は一層高まっていました。日本でサービスが開始されるとなれば、このサービスでApple製品は買いやすくなる?のかも?

世界的にスマートフォンの購入に対する補助金が規制される背景がある昨今、それに向けてのApple渾身の施策といえるのではないでしょうか。

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