Appleが提供するクレジットカードサービス
- AppleCardを使うとポイントではなくApplePayCashに現金が入金(DailyCash)
- Appleのハード、アプリ、サービスを買う→3%
- ApplePayでの買い物→2%
- チタニウムの物理カードでの買い物→1%
- 手数料はAppleが負担
- 金利手数料、年会費、国際手数料、利用限度額超過手数料をAppleが負担
- 低金利、違約金無し
- 利用明細をAI学習、AppleMapにより具体的な店舗名などを記載可能
- 自動的なグラフによる財務状況の見える化
- マスターカードとして全世界で利用可能
- チタニウム製の物理カードを発行できる
- クレカ番号、CVV、有効期限、署名がない
- プライベート&セキュア
- 決済にクレジットカード番号ではなく動的なワンタイムIDで決済
- 何を、どこで、いくらで買ったかAppleは記録しない
- ゴールドマンサックスは個人情報で商売をしない(あたりまえ)
読み:あっぷるかーど
ゴールドマンサックス証券と共同でクレジットカードサービスを開発中というウワサが2月下旬ごろにあったわけですが、それを裏付ける形です。
Appleは2014年にApplePayを開始。その後、世界中にサービスを展開しました。最近は日本でもSuicaの名称でおなじみのNFC(近距離無線通信)モバイル支払サービスや、個人送金が出来るApplePayCashなど、かなりの勢いで展開していたのはみなさんもご存じの通り。
今回のAppleCardは、クレジットカードサービスで、つまりそのサービス形成で穴となる部分を埋めることになります。つまりApplePay未対応店舗でも利用できる様に拡張した格好となり、まさに全方位を射程に収めたことになります。
また、ざっくり言うと、クレジットカードによる買い物は、
ユーザー ↔ カード会社 ↔ 加盟店
の関係で支払が発生する訳ですが、この取引には通常、手数料が発生し、この手数料で事業が成り立っています。(だいたいこんなかんじ)
Appleとしては加盟店からカード会社になるわけですから、単純な想像をすると、手数料を削減できる旨みがあります。(※イシュアとアクワイアラの棲み分けは明らかになっていません)
ゴールドマンサックスは2016年から「マーカス」という個人消費者向けの融資サービスを北米で開始、預金総額は去年の段階で既に300億ドルを越えています。日本でも銀行免許取得に向けて金融庁と協議を開始している旨、発表がありましたが、つまりゴールドマンサックス側にも旨みのある話になるというわけです。
サービス開始は今年の夏。ただし北米のみです。
おま国_:(´ཀ`」 ∠):_
日本では、4月からドコモも新料金形態に移行する報道がNHKでされたりと、iPhoneを所有する壁は一層高まっていました。日本でサービスが開始されるとなれば、このサービスでApple製品は買いやすくなる?のかも?
世界的にスマートフォンの購入に対する補助金が規制される背景がある昨今、それに向けてのApple渾身の施策といえるのではないでしょうか。