クアルコムがとうとうほんきをだしてしまったね。
Qualcommは、カリフォルニア州サンタクララで開催されたAWE(Augmented World Expo)で、Snapdragon XR1プラットフォームを発表。
あわせて、Snapdragon XR1に対応したリファレンスモデル Qualcomm Snapdragon Smart Viewerリファレンスデザインを発表しました。
このリファレンスデザインは、その他の提携企業がVR/ARの表示装置(いわゆるスマートグラス)を造るにあたって、こういうのを作ればいいんじゃよ?という方向性を打ち出すために、音響メーカーGoertekと共同で開発にあたったそうです。
期待が高まるわぁ(*´꒳`∩)
なお、Smart Viewerというだけあって、処理機能はそれほどなく、ビューワーに特化したスマホ向け有線拡張ディスプレイの佇まい。
主な機能は以下の通り。意訳です。
- 動きの追跡
- 部屋規模のXR体験を可能にするために6DoF対応。
- ボディトラッキング用の2台の専用6DoFカメラを使用、外部のモーションセンサーを必要とせずに歩き回ることが可能。
- ハンドトラッキング
- フルオブジェクトトラッキングとジェスチャトラッキング(タップ、ズーム、ピンチ、スクロール)をサポート。
- 仮想現実に存在する物体へのアクセスに使用。
- アイトラッキング
- 消費電力を削減のため視線に近い部分を重点的にレンダリング(Tobii社の視線認識技術アイトラッキングを統合して実現)
- 視線により機能を変化させることが可能になり、極めて直感的なインターフェースを提供可能に。
- 6DoFコントローラー
- 6軸センサー対応コントローラー。
- VRゲームや、その他拡張現実向けアプリケーション用の映像ベースコントロール機能をサポート。
- ディスプレイ
- JDI社製のディスプレイパネルを使用。
- 72Hzのリフレッシュレート。
- 片目あたり2K解像度。
- スタンドアロンモード
- USB-Cでホスト(スマホ)と有線接続するビューワー的利用だけでなく、すべての処理を行う「スタンドアロンモード」に対応。
- Qualcomm®Kryo™CPU、Qualcomm®Adreno™GPU、Qualcomm®Hexagon™DSP、Qualcomm®AIエンジンなどを駆使し、XR1ヘテロジーニアスコンピューティングアーキテクチャを利用することで、高性能VRアプリケーション(シンプルなゲーム、ビデオストリーミング、生産性アプリケーションなど)をすべて実行可能。
- あ、低消費電力です。
簡単に言うと、
「XR1規格にそってデザインするといいんじゃねえの?スマホにつないでもいいし、やる気があるならスタンドアローン型もなんとかしますよ?」
となるでしょうか。JDIって日本の法人なんだよね。これ挽回できそう?
そのほか、Snapdragon 855を利用してさまざまなフォームファクタでAR体験を提供するXR Viewer Ecosystemも発表していますから、いろいろな角度から、続々と拡張現実関連の機器がでてくるんじゃないかな?と思います(*´꒳`∩)
AppleとQualcommは長年の係争を乗り越えて、6年間の提携関係にありますし、各社お誘い合わせの上、このビッグウェーブに乗ってもらって、来たるべき5G世界に、アインクラッドを実現して欲しいと思います(๑‾᷆д‾᷇๑)キリッ✧