Windows 11 Insider Preview Build 25931がロールアウトしました。Canary Channel向けとなります。
Windows Insider の皆様、本日、 Windows 11 Insider Preview ビルド 25931 をCanary チャネルにリリースします。このビルドの ISO をリリースしています。ISO は ここからダウンロードできます。
リマインダー: カナリア チャネルにリリースされたビルドは「出版直後」であるため、カナリア チャネルにリリースされたビルドについては、最も重要で影響力の高い既知の問題のみを文書化するなど、限定的なドキュメントを提供します。すべてのフライトについてブログ投稿を公開するわけではないことに注意してください。ビルドで新機能が利用可能になった場合にのみ公開されます。
ビルド 25931 の新機能
Dev Channel の新機能
このビルドには、Unicode 絵文字 15 のサポート、ロック画面など Windows のより多くの領域で使用できる音声アクセスなど、開発チャネルの新機能が含まれています。
DC の場所では、デフォルトで NetBIOS\WINS\mailslot ベースの検出が使用されなくなりました
以前、 Windows インターネット ネーム サービス (WINS)とリモート メールスロットの両方の廃止を発表しました(リモート メールスロットについては、こちらのブログ投稿を参照してください)。これらの非推奨はレガシー テクノロジであり、今日の環境では安全ではなくなりました。これらの非推奨の一環として、環境内の DC の場所が影響を受ける可能性があります。主な理由は、多くのレガシー アプリケーションがドメイン コントローラー (DC) を検索するときに依然として短い NetBIOS スタイルのドメイン名を指定しているためです。これらの非推奨に伴う移行を容易にするために、Windows のDC ロケーターアルゴリズムに 2 つの改善を加えています。
まず、DC 検出のための NetBIOS\WINS\mailslot ベースのメソッドの使用をデフォルトでブロックしています。この動作は、新しいグループ ポリシー設定 (BlockNetBIOSDiscovery) を使用して元に戻すことができます。新しい BlockNetBIOSDiscovery ポリシーを無効にすることに加えて、デフォルトの動作に戻すには、EnableMailslots SMB 構成オプションを有効にする必要もあります。( Get-SmbClientConfigurationおよびSet-SmbClientConfiguration PowerShell コマンドレットを使用して、 EnableMailslots設定をクエリおよび設定できます。)
注意してください: 元に戻すことは、より現実的で長期的な解決策が検討されるまでの一時的な措置としてのみ考慮されるべきです。
2 番目に、短い NetBIOS スタイルのドメイン名を DNS ドメイン名にマッピングするのに役立つ追加のクライアント側ロジックを追加しました。この改善は次の 2 つの部分で構成されます。
- DC ロケーターは、信頼するフォレスト内の子ドメインに関する追加情報を自動的にダウンロードし、その情報を検出アルゴリズムの一部として使用するようになりました。
- 最後の手段のフォールバックとして、また予期せぬ状況に対応するために、フォレスト管理者は、DNS から NetBIOS へのドメイン名マッピングのセットを (Active Directory ドメインと信頼管理スナップインを使用して) 手動で構成できます。これらのマッピングもダウンロードして使用されます。検出中に DC ロケーターによって行われます。
DC ロケーターの変更に関する追加情報は、ここで入手できます。
変更点と改善点
[一般的な]
- Insider Preview ビルドの有効期限: Canary チャネルに送信される Insider Preview ビルドの有効期限は、ビルド 25931 以降、2024 年 9 月 15 日に更新されました。Canary チャネルの最新ビルドに更新されていることを確認してください。
- カメラ アプリとCortanaに加えて、写真アプリ、People アプリ、リモート デスクトップ (MSTSC) クライアントもアンインストールできます。
[ファイルエクスプローラー]
- [詳細] ウィンドウに表示するフィールドがさらに追加されました。これには、画像の画像サイズ、.docx のページ数、ドライブの使用容量と空き情報などが含まれます。
[ダイナミックライティング]
- [設定] > [個人用設定] > [ダイナミック ライティング] で、ダイナミック ライティングの [効果] にある [Windows のアクセント カラーに一致する] トグルを使用して、Windows のアクセント カラーを周囲のデバイスと即座に同期できるようになりました。
[Windows スポットライト]
- OS アップデートを実行した後、デフォルトの Windows 11 の背景や単色の使用など、特定の場合に Windows スポットライトが有効になる場合があります。Windows スポットライトを有効にしたくない場合は、無効にすることができます。エクスペリエンスを再度有効にすることを選択しない限り、今後の OS アップデートでは再び有効になることはありません。
既知の問題の修正
- ゲスト (ユーザー名またはパスワードなし) 資格情報を使用してサードパーティのストレージ デバイスに SMB 経由で接続できなくなるという重大な問題を修正しました。
開発者向け
最新の Windows Insider SDK は、 aka.ms/windowsinsidersdkでダウンロードできます 。
SDK NuGet パッケージもNuGet Gallery |でフライト中です。以下を含むWindowsSDK :
- aka.ms/windowsinsidersdkで説明されている .NET アプリで使用する.NET TFM パッケージ
- アーキテクチャごとの Win32 ヘッダーおよびライブラリ用のC++ パッケージ
- MakeAppx.exe、MakePri.exe、SignTool.exe などのツールだけが必要な場合のBuildTools パッケージ
これらの NuGet パッケージにより、SDK へのよりきめ細かいアクセスが可能になり、CI/CD パイプラインでの統合が向上します。
SDK フライトは現在、Canary チャネルと Dev チャネルの両方に公開されているため、Insider チャネルに適切なバージョンを必ず選択してください。
新しい API をターゲットにする場合、特に開発チャネル SDK に対してビルドする場合は、 必ずアダプティブ コード を使用してすべての顧客のマシンでアプリが実行されるようにしてください 。 OS バージョン チェックは信頼性が低く、あらゆる場合に期待どおりに機能するとは限らないため、OS バージョン チェックよりも機能検出の方が推奨されます。
カナリアチャンネルについて
Canary チャネルは、顧客にリリースされるまでに長いリードタイムを必要とするプラットフォームの変更をプレビューする場所です。この例には、Windows カーネルへの大きな変更、新しい API などが含まれます。カナリア チャネルにリリースされるビルドは、Windows の特定のリリースと一致するとみなされるべきではなく、カナリア チャネルで試行される変更の一部は、決して出荷されることはなく、他の製品は準備が整い次第、将来の Windows リリースで登場する可能性があります 。
Canary Channel にフライトされるビルドは「プレス機から出たばかり」で、ビルドされてからすぐにフライトされます。つまり、インサイダーに提供される前に検証や文書化がほとんど行われないことを意味します。これらのビルドには重大な問題が含まれている可能性があり、その結果、PC が正しく使用できなくなったり、まれに Windows の再インストールが必要になったりする可能性があります。Canary チャネルには限定的なドキュメントを提供しますが、すべてのフライトについてブログ投稿を公開するわけではなく、ビルドで新機能が利用可能になった場合にのみ公開します。
Canary チャンネルは毎日のビルドを受け取りません。ただし、将来的にはビルドのリリース頻度を増やす可能性があります。
デスクトップの右下隅に表示されるデスクトップのウォーターマークは、これらのプレリリース ビルドでは正常です。
重要な内部リンク
- ここで Windows Insider Program のドキュメントを確認できます。
- どのビルドがどの Insider チャネルにあるのかを完全に確認するには、Flight Hubをチェックしてください。