来週の水曜日(2019年10月15日)にニューヨークで行われるMade by Googleの目玉は、どうやら、Pixel4や、Pixelbook Goや、Pixel Watchではないようですよ?
Source:https://asia.nikkei.com/Spotlight/5G-networks/Google-set-to-release-5G-smartphone-ahead-of-Apple
記事の内容
nikkei Asian Reviewの記事の情報ソースを要約すると、こうなります。
- 消息筋からの情報
- 「2種類のPixel4は来週までに出荷の準備が整う。5G接続もテスト運用中だ」
- 情報筋からの情報
- 「5G搭載Pixel端末のテスト製造が開始」
この情報をもって、15日のMade by Googleでは、
- 5G版スマホのチラ見せを行うのではないか?
- そして春に5G対応版が発売されるのではないか?
という記事内容になっています。
すでにPixel 4ついては、駄々漏れで、ほぼ全容が語られてしまっています。
が、Pixel3とPixel3aの発表のように、Made by Googleで新機種発表、からのGoogle I/Oでもう一台、という方式が今回もあるのではないか?とするのは、予想できる範囲内ではあります。
ご存知の通り、Pixel 4は、Snapdragon855を搭載している訳ですが(そのははず?)それだけでは5G対応は出来ず、5G対応モデム「X50」とアンテナモジュール「QTM052」を組み合わせて搭載することが必要になっています。
したがって、現在中国でテスト製造されているという5G対応版は、Snapdragon855+X50モデム+QTM052アンテナで製造されていると考えられます。
お披露目としての次世代機
Google I/Oで、とても反応速度の早いグーグルアシスタントのデモが行われたのをご存知ですか?
従来100GBあったエンジンを、0.5GBまでスリム化し、オンデバイス化。それに伴い、アシスタントは複数のボイスコマンドを次々に聞き取り、アプリの起動や、タイマーの設定、スマホの機能を起動、などなどを、粛々とこなしていくことが可能になりました。
実は、このデモ機がPixel 4のプロトタイプなのです。
こうして、10月のMade by Googleの目玉機種では、このようなテクノロジーが搭載されると暗に示された形なのですが、Made by Google 2019では、来年のGoogle I/Oでお披露目される機種のお披露目というか「チラ見せ」を行うのではないか?と推測はされていました。
現在のところGoogle I/O 2020では、Pixel 4aの登場が期待されているわけですが、コレに加え、5G Pixelも期待できるというわけです。
もし、Google I/O 2020で5G Pixelが登場した場合、AppleのiPhone12よりも先に5Gスマホを展開できるというメリットがあり、アメリカ市場ではSamsung、LGについで3番目の5Gスマホメーカーとなることが出来ます。
Pixelシリーズのシェアは世界的にみると0.5%に満たないのですが、5G争奪戦がはじまる2020年の第2四半期に、販売までこぎつけることができるとなれば、これは驚くべきシェアの拡大につながる可能性もあります。
情報筋によれば、Pixel 4シリーズは1000万台の出荷を目指しており、これはPixel3シリーズの水準で二倍以上です。
ですが、過去、GoogleのCEOサンダーピチャイ氏は、ソフトとハードは相乗効果を持っており、Googleのコア製品である「サービス」は、ハードウェアの取り組みが拡大することで未来を切り拓くことができるという旨のコメントを残しています。
さらに言えば、Googleの親会社Alphabetは約1170億ドルの現金を保有する一方、Appleは1020億ドルを保有しています。
つまり、この潤沢な資金と、Googleのハードウェア分野への投資計画が加速することが、相乗効果となり、現在、競合他社への圧力を高めているとも言われています。
先手を打つことで切り開ける未来、これ、ありますね?多分。