2月16日に、ChromeOS74にLinuxアプリとデータのバックアップと復元がくるらしいという記事を書いたのですが、ChromeOS74では提供されなかったようなので、確認しようと思ったところなかなかできなかったという話をメモしておきたいと思います。
結果としては、ChromeOS74に、Linuxコンテナを環境ごとバックアップしたり復元したりする機能は含まれていませんでした。
Chromebook界では常識のようなんですが、わりとどこにも書いてないのでメモしておきます。
- ChromeOSのアップデートは、Windows10のChromeブラウザのアップデートタイミングより遅い
- わたしはChromeOSが先にくるもんだとおもってました。だってChromeOSなんてChromeの塊っていうか権化みたいなものじゃない?w
- ChromeOSのアップデートは通常、古い機種からアップデートされる
- 比較的新しめの機種は通常数週間をかけて順次対象機種になっていくそうです。なんだよAndroidは新型から来るじゃないの?w
- ChromeOSは巻き戻しができる
- いわゆるダウングレードができるそうですが、システムを巻き戻すので、ユーザーストレージをふくめて、システムまるごと上書きイメージで戻すことになります。いわゆるパワーウォッシュをすることになるとのこと。まぁそうよね。
わたしの子はAsus Chromebook Flip C434TAなのですが、あたらしめの機種なので、更新ボタンを何回押しても落ちてきませんでした。
最初は、連休中になんとか試せないかなーと思っていたのですが、我慢できなくなって、なんとかならないか!!と調べてみたら、開発チャンネルを変更すればなんとかなりそうなことがわかりました。
2019年5月5日の段階でまだアップデータが落ちてこないけれど試してみたい場合は、設定を変えることでバージョンをアップデートできるので、試して見てください。
設定>ChromeOSについて>ビルド情報の修正>チャンネル
チャンネルの切り替えはStable(安定版)→Beta(評価版)→Dev(開発版)の順ならそれぞれ10分以内にはバックグラウンドでのダウンロードが終了して再起動を促されます。
数字的には、順にバージョンが上がっていくことになるので、Dev→Beta、Dev→Stable、あるいはDev→Stableに切り替えた場合、チャンネル切り替え後、初期化が必要になります。初期化しない場合は、選択したチャンネルのバージョン(仮にA)と、インストール済みのチャンネルバージョン(仮にB)が以上(B≧A)になるまでアップデートは更新停止になります。

ChromeOS73(73.0.3683.88 公式ビルド)の状態から、Betaチャンネルに変更するとChromeOS74(74.0.3729.125 公式ビルド Beta)になります。

ChromeOS74 BetaからDevチャンネルに切り替えると、ChromeOS75(75.0.3770.19 公式ビルド Dev)になります。

ChromeOS75にした直後、Linuxアプリの設定にUSBの設定とバックアップと復元が出現しました。
ちょっと気になったので、SDカードを保存先に指定してバックアップと、SDカードからの復元をしてみました。
両方ともに、およそ3分弱(200秒以内)で完了します。優秀ですね。
イメージバックアップなので復元した環境は(当然ですが)コマンドプロンプトのヒストリ(実行履歴)も含めて復元されるので、すごく便利です。
これでパワーウォッシュすることになっても、泣かなくて済みそう(*´꒳`∩)
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