Windows11 Insider Preview Build 25314がロールアウト

Windows 11 Insider Preview Build 25314がロールアウトしました。Canary Channel向けとなります。

Windowsブログより転載

Windows Insider の皆様、こんにちは。本日、 Windows 11 Insider Preview Build 25314 をCanary Channel にリリースします。

以前は 25000 シリーズのビルドで Dev チャネルに参加していた Windows Insider は、新しい Canary チャネルに移行されています。この移行は引き続きバックグラウンドで行われますが、ビルド 25309を使用していて、まだカナリアチャネルに移行していない場合は、移行されるのを待つか、[設定] > [Windows Update] から自分でカナリアチャネルに移行できます。 > Windows Insider Program は本日ビルド 25314 を受け取ります。Dev チャネルに戻りたい場合は、次の手順に従ってWindows 11 のクリーンインストールを実行してから、Dev チャネルに再度参加して、今後このチャネルで 23000 シリーズのビルドを受け取ることができます。

カナリアチャネルにリリースされたビルドは「最新の状態」であるため、カナリアチャネルにフライトされたビルドに関する限定的なドキュメントを提供します (たとえば、既知の問題はありません)。ただし、フライトごとにブログ投稿を公開するわけではありません。機能はビルドで利用できます。

index

ビルド 25314 の新機能
変更と改善
1. [全般的]
カナリアチャンネルについて
重要なインサイダーリンク

ビルド 25314 の新機能

ファイルエクスプローラーのアクセスキー

ファイルエクスプローラーの XAML コンテキストメニューにアクセスキーのショートカットを追加します。アクセスキーは、キーボードユーザーがコンテキストメニューのコマンドをすばやく実行できるようにする 1 回のキーストロークショートカットです。各アクセスキーは、表示名の文字に対応しています。これは、ファイルエクスプローラーをより使いやすくするための取り組みの一環です。これを試すには、エクスプローラーでファイルをクリックし、キーボードのメニューキーを押します。

注: ファイルエクスプローラーのコマンドバーに「ピザ」アイコンが表示されている場合は、ファイルエクスプローラーの Windows アプリ SDK バージョンをプレビューしていることを示していますが、この機能はまだ表示されていません。

ファイルエクスプローラーの XAML コンテキストメニューでキーにアクセスします。

[これはロールアウトを開始しているため、Canary Channel のすべての Insider がこのエクスペリエンスをまだ利用できるわけではありません。フィードバックを監視し、全員にプッシュする前にそれがどのように到達するかを確認する予定です。]

フィードバック: [ファイル、フォルダー、およびオンラインストレージ] > [ファイルエクスプローラー] の下にあるフィードバック Hub (WIN + F) にフィードバックを送信してください。

ファイルエクスプローラーでのファイルの推奨事項

ファイルの推奨事項がファイルエクスプローラーのホームに表示されるようになり、ユーザーは最も関連性の高いファイルコンテンツをすぐに利用できるようになります。この機能 (下図) は、Azure Active Directory (AAD) アカウントで Windows にサインインしているユーザーが利用できます。推奨されるファイルは、そのアカウントに関連付けられたクラウドファイルであり、ユーザーが所有するか、ユーザーと共有されます。

アップグレード時の LSA 保護の有効化の導入

ローカルセキュリティ機関 (LSA) 保護は、許可されていないコードが LSA プロセスで実行されるのを防止し、プロセスメモリのダンプを防止することによって、ログオンに使用されるシークレットと資格情報の盗難から保護するのに役立ちます。アップグレード時から、LSA 保護との非互換性を確認するために一定期間監査を行います。非互換性が検出されない場合は、LSA 保護が自動的に有効になります。[デバイスセキュリティ] > [コア分離] ページで、Windows セキュリティアプリケーションの LSA 保護の有効化状態を確認および変更できます。

LSA 保護は、プログラムが LSA へのロードをブロックされているかどうかをイベントログに記録します。何かがブロックされているかどうかを確認したい場合は、記録されたログに関する情報をここで入手できます。

フィードバック: フィードバック Hub (WIN+F) の [セキュリティとプライバシー] > [PC へのログイン] でフィードバックを送信してください。

ナレーターの Outlook サポート

ナレーターは、ナレーターの起動時にOutlook サポートの更新を取得するようになりました。Outlook で行った作業の詳細については、ナレーターユーザーガイドの第 5 章を参照してください。Outlook サポートに追加機能を追加していませんが、この作業により、Microsoft Store を通じて Outlook エクスペリエンスを更新できるようになります。ダウンロードが完了すると、アップデートが取得されたことを知らせる通知が届きます。この変更により、ナレーターの Outlook サポートは米国英語のみに限定されます。他の言語は、将来のフライトでサポートされる予定です。

フィードバック: フィードバック Hub (WIN + F) の [アクセシビリティ] > [ナレーター] でフィードバックを送信してください。

変更と改善

[全般的]

Windows 11 のセキュリティを強化するために、このビルド以降、デフォルトでリモートメールスロットプロトコルを無効にしています。従来のリモートメールスロットプロトコルは、単純で信頼性が低く、安全でない、クライアントとサーバー間の単方向のプロセス間通信プロトコルであり、Windows NT 3.1 で導入され、将来の Windows リリースでは廃止される予定です。アプリケーションが SMB プロトコルを介してリモートメールスロットセッションを開こうとすると、次のエラーの 1 つ以上が表示される場合があります。

3025 ERROR_REMOTE_MAILSLOTS_DEPRECATED
「要求された操作は失敗しました。リモートメールスロットは廃止されました。」

アプリケーションがまだリモートメールスロットを使用している場合は、ソフトウェアの更新についてベンダーに問い合わせてください。従来のリモートメールスロットは安全ではないため、どのような状況でも使用しないでください。リモートメールスロットを一時的に有効にする必要がある場合は、管理者特権の PowerShell コンソールで次のコマンドを実行します。

PS C:\> Set-SmbClientConfiguration -EnableMailslots $true

カナリアチャンネルについて

カナリアチャネルは、顧客にリリースされるまでに長いリードタイムを必要とするプラットフォームの変更をプレビューする場所です。これには、Windows カーネルや新しい API などに対する大きな変更が含まれます。Canary チャネルにリリースするビルドは、Windows の特定のリリースと一致すると見なされるべきではありません。Canary チャネルで試した変更の一部は、出荷されることはありません。また、準備が整ったら、将来の Windows リリースで他の製品が登場する可能性があります。

カナリアチャネルにフライトされるビルドは、ビルド後すぐに「ホットオフプレス」になります。これらのビルドには、PC を正しく使用できなくなったり、まれに Windows の再インストールが必要になるような重大な問題が含まれている可能性があります。カナリアチャネルの限定的なドキュメントを提供しますが、すべてのフライトについてブログ投稿を公開するわけではなく、ビルドで新機能が利用可能になった場合にのみ公開します。

Canary Channel は毎日のビルドを受け取りません。ただし、将来的にビルドのリリースをより頻繁に行う可能性があります。

デスクトップの右下隅に表示されるデスクトップの透かしは、これらのプレリリースビルドでは正常です。

重要なインサイダーリンク

Windows Insider Program のドキュメントは、こちらからご覧いただけます。
どのビルドがどの Insider チャネルに含まれているかを完全に確認するには、Flight Hubをチェックしてください。