Snapdrogon X60モデムにする賢明な判断。
最新のレポートによると、Snapdragon X60モデムがiPhone13シリーズに搭載されるとのこと。
- iPhone13シリーズは、X60モデムを搭載
- 最新のX65モデムはオーバースペックだから
- LTPOディスプレイパネルを搭載するから
- LTPOパネルで消費電力を抑えることができるためモデムで稼ぐ必要がない
X60モデムの特徴
X60モデムは、5nmノードで製造されているため、iPhone12のX55と比べ消費電力が向上します。
また、ミリ波帯域とサブ6GHz帯域の両方をカバーするため、高速通信と低遅延を両立する最適な組み合わせが実現できるとのこと。
X60モデムは、最新のSnapdragon X65モデムより、多くの電力を消費します。それはアーキテクチャの違いによるものです。
なぜ最新のX65モデムじゃないのか
消費電力
X55(7nm)>X60(5nm)>X65(4nm)
今の所、Snapdragon X65モデムは、4nmアーキテクチャで製造されていると言われているので、消費電力では最新モデムを使うことは有利に働くはずです。
では、QualcommがSnapdragon X65をすでに発表しているのにもかかわらず、なぜAppleはわざわざ型落ちのモデムを選ぶのでしょうか。
オーバースペック
Snapdragon X65モデムは、理論上10GbpsのDL速度を達成できますが、そもそも5Gサービスプロバイダーがこの速度に対応していません。
最新だからコストが高い
SnapdragonX65モデムは最新であるため、型落ちであるSnapdragonX60モデムよりも、当然コストがかかります。
モデムで消費電力を気にしなくても良い可能性
その他、消費電力は別のパーツで稼げると判断しているからなども考えられます。
たとえば、iPhone 13ProとiPhone13 Pro Maxは120Hzの画面を備えていると言われていますが、詳細にはSamsungのLTPOパネルを使用すると言われています。
その利点は、表示されるコンテンツのタイプに応じて1Hzと120Hzを動的に切り替えることができる点です。これにより、バッテリーを大幅に節約できます。
さらに、Snapdragon X60が5Gネットワークに接続していないことをソフトウェア的に感知し、5Gモデムを低電力状態にすることで、パフォーマンスとバッテリー寿命を最適化するのではと考えられています。
まとめ
いずれにせよ、X60以降のモデムなら真の5G対応ですから、全く問題はありませんね(❁´◡`❁)