Chromebookに必要なメモリ容量とその理由

Chromebook生活
この記事は約5分で読めます。
この記事を書いたひと
にゃぁ㌠

主にDQX(ドラゴンクエスト10)で活動していました(過去形)。
ゲーム記事多めです。
コロコロとかわる「好きなこと」だけを書いています。
なにかありましたらツイッターまでお気軽にご連絡ください(๑>ڡ<๑)

にゃぁ㌠をフォローする

Chromebookを買うにあたり、スペックを調べると思います。

そのときの尺度として妥当な数字を調べていました。

日本語ではあまり詳細に語っている記事は見かけないので、時間がかかりましたが、最近英語圏でその答えを見つけたような気がするので、まとめておきます。

Chromebookに必要なメモリ容量(2020年3月末現在)

最低でも4GB

ただし、リモート作業をする場合は8GBあると余裕がある

Windows10の感覚ではメモリは最低でも8GB、最悪4GB、16GBあると将来性がある的な感じですよね?

Chromebookでは、最悪2GB、通常4GB、8GBあると余裕が生まれ、16GBはバッカじゃねえのwwwそんないらねえしwwwという尺度のようです。

理由

ではなぜ4GBあれば良きで、8GBなら余裕なのか、16GBいらない理由は?っていうか2GBだと死ぬの?疑問は尽きることなく生まれました。

そこです。

そこが今回の記事の主なテーマです。

まず、Chrome OSはLinuxカーネルをコアにして動いているので、Linuxシステムだとみなすことができます。

Google Chrome OS(グーグル・クローム・オーエス)は、Googleが設計したオペレーティングシステム (OS) である。Linuxカーネルをベースにしており、Google Chromeウェブブラウザをメインのユーザインタフェース (UI) として使用している。そのため、Chrome OSは主にウェブアプリケーションをサポートする。

Wikiより https://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Chrome_OS

一般的に、Linuxは他のオペレーティングシステムよりも少ないRAMで問題なく良好に動作します。したがってChromeOSも少ないメモリで快適に動作する道理なのです。

・・・。いやいや、そういうことじゃないでしょ、他に理由があるはず、と思って。

調べました。ええ。

なんでも、ChromeOSは低メモリ状態では、zRAMと、double-wall(二重壁)という技術を使用して、より少ないメモリで、より良いパフォーマンスを実現しているそうです。

zRAM

compRAMとしても知られるzRAMは、仮想メモリ圧縮を使用し、RAMの一部を独自の圧縮ブロックデバイスにするLinuxカーネルの機能。

ページング処理(メモリ内、およびメモリ周辺でのファイル移動)は、圧縮ブロックによりメモリがなくなり、ハードディスク上で行う必要があるまで行われません。

したがって小さなファイルを多数移動する場合を除き、通常使用されるRAMはゼロだそうですよ!

ゴイゴイスー。

なおzRAMは、Chrome OSバージョン27以降実装されたとのことです。昔か!

double-wall(二重壁)

double-wall(二重壁)は、アプリ(主にブラウザウィンドウ自体)のクラッシュを防ぐ手法のこと。

最初の「壁」用に一定量のRAMが確保され、そのしきい値に達すると、ソフトウェアはプロセスを閉じる順序を評価して、現在実行中の作業が影響を受けないようにします。

まず最初に完全なバックグラウンド操作が閉じられます。(開いたけど見たことがないタブとか)

次に表示したことはあるが、クリックしたり、スクロールしたり、入力したりしたことがない、現在バックグラウンドになっているタブまたはウィンドウが閉じられます。

閉じられたタブやウィンドウは、最も長く使用していない順に、メモリからデータ移動します。

最終的に、どれも機能しなくなってしまった場合、カーネルOOM(メモリ不足)機能が、優先度に基づいてタスクとプロセスを開始および終了します。

したがって、作業中のデータは失われません。メモリから退避されていますから。

つまり?

ChromeOSは優れた2種類のメモリ管理により快適に動作するようになっている、ということになります。

初期のChromebookはメモリ2GBでデザインされていたので、このような技術が生まれたのだと思いますが、コストが下がるにつれ、多くのメモリが搭載されるようになっても、有効な利点として活きているというわけですね。

ただし、今現在、リファレンスモデル(Pixelbook go)は8GB積んでいることから、今後のバージョンアップを重ねるにつれ、多くのメモリを消費するようになることが想定されます。

したがって8GBが余裕がある、将来性がある、ということになるのです。

一方16GB搭載は、ChromebookをChromebookとして使う場合、確実に多すぎることになります。

Androidアプリが動くようになってきていますから、Androidアプリ用という向きはあるかもしれませんが、それでもAndroidですら16GBメモリ搭載機はあまりありません。

Linuxサーバーかっ┌(`Д´)ノ)゚∀゚ )16ギガバイトほしぃみあるwww

一般的な感想として、Chromeブラウザをテーマに話す場合、WindowsやMacのブラウザーとしては、

ホントクソ、だめすぎ、💩

という話も聞きます。(でもシェア1位)

でも、Chromebookおじに評判を聞くと、Chromebookはいいぞとなるのは、おそらく、この2つの機能が主な理由を占めていると思われるのです。

いいぞ!ChromeOSもっとやれ!

タイトルとURLをコピーしました