NVIDIAが先程、正式なコメントを発表したとのこと。
NVIDIAが、ARMの買収を正式に発表しました。これは、GPUメーカーにとってこれまでで最大のライバル企業への入札となります。NVIDIAが発表した記者発表によれば、400億ドルの契約は株式と現金の要素で構成されています。
“Under the terms of the transaction, which has been approved by the boards of directors of NVIDIA, SBG and Arm, NVIDIA will pay to SoftBank a total of $21.5 billion in NVIDIA common stock and $12 billion in cash, which includes $2 billion payable at signing. The number of NVIDIA shares to be issued at closing is 44.3 million, determined using the average closing price of NVIDIA common stock for the last 30 trading days. Additionally, SoftBank may receive up to $5 billion in cash or common stock under an earn-out construct, subject to satisfaction of specific financial performance targets by Arm.”
“NVIDIA、SBGおよびArmの取締役会の承認を得たこの取引の条件の下で、NVIDIAはソフトバンクにNVIDIAの普通株式215億ドルと現金120億ドルの合計額を支払うことになり、その中には署名時に支払うべき20億ドルが含まれています。契約時に発行されるNVIDIAの株式数は4,430万株で、過去30取引日のNVIDIAの普通株式の終値の平均値を用いて決定されます。さらに、ソフトバンクは、アーム社の特定の業績目標を満たすことを条件に、最大50億ドルの現金または普通株式を受け取る可能性があります。”
さらに、NVIDIAはARMの従業員にも少なくとも15億ドル相当の株式を提供します。特に、同社はこの買収に必要な現金を貸借対照表から提供する予定であり、その過程で追加の負債を避けます。
一方、ARMのIoTサービスグループがNVIDIAに買収されることはありません。以前の保証とコミットに関する限り、NVIDIAはその報道声明で次のように述べています。
As part of NVIDIA, Arm will continue to operate its open-licensing model while maintaining the global customer neutrality that has been foundational to its success, with 180 billion chips shipped to-date by its licensees. Arm partners will also benefit from both companies’ offerings, including NVIDIA’s numerous innovations.”
NVIDIAの一員として、Armはオープンライセンシングモデルの運営を継続する一方で、その成功の基盤となってきたグローバルな顧客の中立性を維持します。また、Armのパートナーは、NVIDIAの数々のイノベーションを含む両社の製品からも利益を得ることができます。
同社はさらに次のように宣言しました。
“SoftBank and Arm are fully committed to satisfying the undertakings made by SoftBank when it acquired Arm in 2016, which are scheduled to complete in September 2021. Following the closing of the transaction, NVIDIA intends to retain the name and strong brand identity of Arm and expand its base in Cambridge. Arm’s intellectual property will remain registered in the U.K.”
“ソフトバンクとArmは、2016年にArmを買収した際にソフトバンクが行った約束を完全に履行し、2021年9月に完了する予定です。この取引の完了後、NVIDIAは、Armの名前と強力なブランドアイデンティティを保持し、ケンブリッジに拠点を拡大する意向です。Armの知的財産は英国で登録されたままとなる。”
この協定の締結は、米国、英国、中国、および欧州連合における規制当局の承認の調達を条件としています。
興味深いことに、SoftBankは、NVIDIAへの出資を通じて合併されたエンティティに引き続き影響を及ぼします。これは、10%未満と予想されます。
さて、とてつもないビッグニュースですが、今後のNVIDIAのクアルコム化を当局が監視し制御できるかは未知数で、とてもワクワクしますね。グラボはクッソ高くなっていくんでしょうか。ドキドキ。
契約の規模は天文学的な数字ですが、ソフトバンクのCEOである孫正義氏が当初ARMに要求していた520億ドルに比べれば、それなりにディスカウントされた額と言えます。
ただし、SoftBankは、2016年にARMを、320億ドルで買収しています。
うほ、孫先生。オラワクワクすっぞ。