Androidスマホの2020年は何を基準に買うか

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がおう 名誉終身平社員

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X55モデムチップについて、非常によくまとまっている記事を見かけたので、それをもとに、来年のスマホ買い替えで見ていくポイントを考えてみました。

Source:https://wccftech.com/snapdragon-x55-vs-snapdragon-x52-specs-features-comparison-5g-modems/

すでにSnapdragon865を搭載することを表明しているメーカーもありますが、今までのようにSoCが何かで選ぶ時代は終わったかも知れません。

記事内容のサマリー

要点

次世代のSoCではモデムの性能に違いはあるが、すくなくとも必要十分な速度を確保しているため、値段と必要速度のコスパを見る必要があるのでは?

X55X52
対応するSoCSnapdragon865Snapdragon765
  Snapdragon765G
5G 速度
  5G ダウンロード速度(DL)7.5 Gbps3.7 Gbps
  5G アップロード速度(UL)3 Gbps1.6 Gbps
4G 速度
  4G ダウンロード速度(DL)2.5 Gbps316 Mbps
  4G アップロード速度(UL)1.2 Gbps210 Mbps
帯域幅
  mmWave800MHz400MHz
  Sub-6200Mhz100MHz

5Gが来る

海外ではすでに5Gがサービスされていますが、日本には2020年春にやってきます。それに伴い、スマホは5G対応であることが求められていくことになります。

5Gがくるとどうなるのか

3Gから4Gへの進化は、速度向上がメインのタイムラインでした。

しかし、理論値でUL最大3GbpsDL最大7.5Gbpsという超高速転送を可能にする5Gモデムを搭載することで、データの転送速度に係る問題は一区切りすると思われ、今後はいかにタイムラグがなくなるかという競争になると思われます。

したがって5Gでは、速度はメインではなく、恐らくリアルタイムがキーワードになってきます。

モデムとは

今までの通信速度や処理速度では、少ない通信量でどれだけのデータを転送できるか、つまりデータを高速に圧縮/展開するかという技術が伴いました。

インターネットの基本として、アクセス先にあるデータを手元にあるスマホに持ってくる場合、素直に1が1として転送されてくるわけではありません。

パケットというデータパッケージの単位に細かく圧縮分解されて送られてきます。それをスマホに溜め込み結合展開、もとのデータに戻して表示されます。

その圧縮分解や結合展開の処理をモデムというチップが行っています。

2020年のスマホに搭載されるSnapdragon865はフラッグシップ、Snapdragon765Gはミドルハイのゲーミング、Snapdragon765がミドルハイと見られています。

値段感としては、現在のところ、まだなんとも言えない状況ではありますが、従来通り、ハイエンドが高価で、ミドルはそこから3割引という展開になることは容易に想像できます。

しかし、上の表を見てわかるように、速度感としては765でも充分で、すくなくとも通信速度で明確な差がつく時代は終わっています。

SoCとしては、当然865の方が性能が良いことは間違いないのですが、865はSoCにX55モデムが統合されておらず、X55モデムには別途電力を送り、それを管理する必要があります。

一方765765Gでは、X52モデムがSoCに統合されており、電力消費量としては少なくなることが見込まれ、主な利用用途がゲームなら長時間プレイできる方がユーザーにとっては魅力となる可能性があります。

もちろん765Gにすれば、通信速度は理論上、遅くはなるのですが、先程のとおり、充分な速度が提供されると思われるのです。

そうなってくると、ゲームメインではないユーザーも、電池が長いなら865ではなく765で良いかという可能性もあり得る、というわけです。

妄想

Xiaomi、OPPO、ノキアはすでに865765の搭載を表明している他、Galaxy、OnePlusあたりは少なくとも865搭載端末を出してくると思われます。

ノキアは765の搭載を積極的にアピールする発言もあります。

Xiaomiさんは12月9日に日本に正式参入。7系の端末を作ることでは定評があります。

Bitly
Bitly
Bitly

こうなってくると、少なくとも2020年3月にサービスインするAU、Softbankや、2020年春サービスインのドコモなどの春のラインナップが気になってくるところです。

Pixel 4aが春発売というウワサもあることですし、そうなってくると、765G搭載?と妄想が膨らむでしょう。

これは来年の買い物は面白くなってきましたね。

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