ASUS Chromebook Flip C434にも76がRolling outしました。比較的新しい機種にも降りてきたので、ほぼほぼ行き渡ったのではないかと考えられます。
chrome://flags/#enable-virtual-desks
からアクセスし、Enabledにして利用を開始してください。
Google I/Oのセッションのひとつ、Building Apps for the Chrome OS Ecosystem (Google I/O’19)で、Chromebookの仮想デスクトップについて触れらてたのでメモしておきます。
AndroidをChromeOSに移行するチームの、リーダーの一人 Stefan Kuhne 氏は、仮想デスクトップ機能は、現在、カナリアビルドで利用可能だとし、Devチャンネルでの公開は76からになることを明らかにしました。
氏は、AndroidやChromeの統合開発環境のなかで欠けているものの一つとして仮想デスクトップがあると指摘。ChromeOSのカナリアチャンネルではその機能を充分に試しているとし、76からは簡単に触れることができるとしました。
関連して、ChromeOSでマルチモニター環境を構築する際、外部モニターがHDCP(著作権保護)対応モニターである場合、映像をストリームすることが可能になった事を明かしています。
ChromeOS76のスケジュールとしては、5月17日にコミットロック、5月30日にDevチャンネルにブランチされるようです。詳細は以下の通り。
また氏のチームが進めている内容として、AndroidではおなじみのARCoreとInstant Appが挙げられました。
今後、すべての新しいChromeOSデバイスに、ARCoreが統合。あわせて、Instant App(ダウンロードせずにすぐに遊び始められる機能)もChromeOSに統合されるとしました。
Android Appから拡張ストレージにアクセスが出来るようになった事についても触れ、昨年からの野望だったと告白し観衆から拍手をもらう一幕も。
また、ChromeOSのファイルアプリは、それが到達できるファイルであれば、ストレージの種類を問わず、それがAPI経由のクラウドサービス配下のファイルであっても、メディアを再生することが出来るようになっているとし、これはChromeOS上でAndroidの機能を利用していると明かしました。
Androidの統合がこのように機能しているとは、驚きですね。