9to5googleは、3月1日、「GoogleがFuchsia OSをAMDベースのChromebookに移行することに取り組んでいる」と報じていました。
記事を読んでみたのですが、難しくてよくわからなかったので調べてきましたのでシェアします。
まず、今回見つかったのは、
grunt: Enable multiboot images
Enable multiboot support for booting Zircon kernels.
という短いコメントのみ。ただし、これには割と多めの情報が含まれています。
まず、gruntですが、これは「Acer Chromebook 315」のことを指します。
今年1月6日に発表されたAcerの「Acer Chromebook 315」は、「AMD搭載、280ドルから」と発表されて話題になったChromebook。
スペックをおさらいしておきますと、AMD APU、15.6インチ(1366 x 768)、RAM 4GB、ストレージ32GB、USB-AとUSB-Cを2つずつ、microSDリーダあり、とわりと大柄で解像度も低く、おそらく文教向けと思われる構成。
つまり「grunt: Enable multiboot images」は、「Acer Chromebook 315」を「マルチブートイメージを有効化」するという事になります。
そしてZircon kernelsは、Googleが開発しているとされる次期セキュアOSのFuchsiaコアの名称。
その上で「Enable multiboot support for booting Zircon kernels」つまり「ジルコンカーネルを起動するためのマルチブートサポートを有効化」ですから、総合的に意味をかんがえると、
Acer Chromebook 315をデュアルブートしてFuchsiaが動くようにテストコードを追加した。
となるわけです。
記事では、デュアルブートでフクシアを動かしたい!というよりは、手元にある機械でフクシアをテストしたい、そのためにデュアルブートにしたい、という意図ではないかとされていました。
なるほど、たしかにそうかもしれませんが、デュアルブートが出来るようになれば利用方法も増えるというもの。
これからに期待です(*´꒳`∩)